治療
歯列の一番奥に生えてくる親知らず、本名は第3大臼歯。
先日、この親知らずの抜歯についてお話させていただきました。
親元を離れ親の管理下から外れた頃あたりに生えてくる歯なので、親知らずと名付けられたと言う説は皆さん聞いたことがあるかと思います。
個人差はありますが、だいたい17~21歳(18歳前後)頃に生えてきます。
先日の話のように、現代人では親知らずがない方もいらっしゃいます。
皆さん、親知らずに限らず歯の根っこって見たことありますか?
この歯の根っこは、歯が生えた後に徐々に形成されていくのです。
また根っこは1本だったり、2本、3本にわかれていたりといろいろあり、その数の分だけ神経が通っています。
臼歯は前歯よりも複雑な形の場合が多いですが、奥になるにつれて退化していることもあります。
こちらの親知らずの根っこは「ルン♪」とした感じでしょ!
これを抜くときは少し苦労しました。(この苦労話はまた次回にでも…)
ちなみに実兄のすみれクリニック院長の親知らずです(~_~;)
性格同様かなり歪んでます…
こちらは根っこが退化している親知らずです。
実はこの歯は写真では見えないところに小さな歯がくっついています。
不思議ですね~。
本当に歯の形は人それぞれで、個性的なんです!
ときどき「親知らずを抜いた方がいいですか?」と患者さんから質問を受けます。
その場合、その患者さんのお口の状況や親知らずの生え方によって、抜歯か現状維持をお答えします。
最近の日本人はあごが小さく、親知らずがまっすぐ生えずに斜めに生えたり、一部歯肉に埋もれていたりしている方が増えています。
また、なかには親知らずそのものがない方や全て埋もれた状態の方もいらっしゃいます。
親知らずは一番奥に生えている歯なので、歯ブラシも届きにくく食べかすがつまり炎症が起きやすいので、ブラッシングの指導を受けてきれいに磨けるようになるといいですね。
きちんと生えている方にとっては決して悪いものじゃないので、親知らずを可愛がってください(^_^;)
ただ、まっすぐ生えていないトラブルの多い親知らずは、抜歯をおススメします。
以前年配の方から、親知らずの抜歯で麻痺が残ったという話を聞いたことがあります。
そのように親知らずの抜歯には、トラブルを抱えることをこれまで見聞きしてきました。
年齢と共に全身状態が衰え、糖尿病・高血圧などの症状があると、抜歯後の治りも遅くなります。
状態が悪い親知らずの場合、若く元気なうちに抜歯した方がいいでしょう。
歯科口腔外科を謳っている自分としては「親知らずの抜歯」は楽しみな治療の一つです。
親知らずの抜歯となると、市民病院でしかできない!でも平日は仕事だ(-_-;)休んで行くのは気が引けるorめんどくさい…なんてお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな時は土曜日もやってる当院かよ歯科クリニックをご利用ください。
※ただし状況によっては大きな病院で抜歯されることをおすすめすることもあります。
入れ歯未経験の方は、入れ歯と聞いて「入れ歯だけはちょっと…」とおっしゃる方が大半です。
マンガやコメディなどで、総入れ歯のお年寄りがパコーンと外れるなんていうイメージ強いですよね。
入れ歯を初めて装着する際、ほとんどの方が簡単に慣れるものではないようです。
一人一人に合わせて作られますが、最初は歯ぐきが擦れて痛みがでたり、また入れ歯そのものに違和感を感じてしまう方もいらっしゃいます。
完成後もその方にぴったり合うまで調整を行い、患者さんにも少しずつ慣れる努力が必要です。
そんな「入れ歯」ですが、保険診療で作られる部分入れ歯には、入れ歯を固定するために銀色のバネを歯にかけることになります。
保険がきくので経済的ではありますが、例えば装着する際にかける歯が前歯だとバネ全体がお口を開いたときに見えることがあります。
できたら入れ歯と気付かれにくくしたいものですよね。
そこで審美的なことを重視される方におススメするのが「ノンクラスプデンチャー」です。
金属のバネ(クラスプ)を使われないので見た目がきれいで、入れ歯とは気づきにくいものです。
軽くて柔らかく弾力性があるため、バネをかける歯への負担も少なくてフィットしやすく、違和感も少なくすみます。
実際、かよ歯科クリニックで作られて装着された患者さんは「すごくいい!」と大絶賛されました。
これまで部分入れ歯を作って3回目とのことですが、とっても気に入っていただけました。
目立たない、違和感のない、新しい部分入れ歯…
エステ入れ歯(ノンクラスプデンチャーの商品)
※ノンクラスプデンチャーは、保険外になります。料金等はスタッフまでお気軽にご質問ください。