息子の上唇小帯切除体験談 こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 前にこちらのブログに上唇小帯の切除について掲載されていましたが、今回は、我が子(7歳)の上唇小帯のお話です。 うちの子は幼い頃から歯科検診のたびに「上唇小帯が長いね」と言われ続けていました。 私から見ても自然に退縮するには無理かなとわかるくらい、筋がしっかりしていました。 以前、小児歯科の先生にも「切っても元に戻る可能性もあるので、上の前歯の永久歯が生える頃に考えればいいよ」と言われ、7歳の今までそのままでした。 ある日、上の前歯(乳歯)がグラグラし頻繁に指や舌で触り、食事もしづらくなってきたので「歯医者さんで抜いてもらおうか?」で、かよ歯科クリニックに来院。 本人は乳歯を抜くだけのつもりが、私の希望で「麻酔するついでに上唇小帯も切ってください」と、かよ先生にお願いしました。 どうせ近々切らなきゃいけないので、一度の麻酔で済む方が本人も辛くないだろう…という親心(~_~;)本人は「?じょうしんしょうたい?」でした…(笑) かよ歯科クリニックに行くまでは「麻酔嫌だな(-_-;)」と言ってました。 前に他院で麻酔を打った際に、相当痛かったらしく恐怖症気味の我が息子。 しかし、いざ始めると痛がる様子がありません。 滞りなく乳歯の抜歯、上唇小帯の切除も終わりました。 あんなにビビってたのに「うちの子強くなったのかしら?」なんて思いつつ…帰りの車中で息子が言うには「麻酔全然痛くなかったよ。いつ注射したのかわからんかった!」と。 本人は上唇小帯を切除したことすらわからず、終わってしまっていたのです(~_~;) これまでにも当院にて「麻酔が痛くなかった」「麻酔されたこともわからなかった」とおっしゃられた患者さんがいらっしゃったことを思い出しました。 その後、自宅に着き息子は鏡を見て「なんで糸がついてるの?」と、上唇小帯を切除したことすらわからずにいる様子でした。 『筋を切って、糸で縫う』というと大変そうに感じますが、痛みもほとんどなくできることをおわかりいただけましたでしょうか?
上唇小帯 本日18日は木曜日ですが、かよ歯科クリニックは診療を行っております。 前歯の付け根(歯ぐき)から上唇の内側、中心にある筋が”上唇小帯”といいます。 この筋が強く張っていると、成長とともに上前歯の中心が開いていってしまうことがあります。 そうなると、場所が口の真ん中(前歯と前歯の間)のため、笑ったりおしゃべりしたりしてもよく目立ちます(いわゆる”前歯すきっ歯”な状態)。 また、上唇小帯が立派すぎて、歯みがきの際に邪魔になってうまく磨けず、前歯が虫歯になってしまうこともあります。 小学校入学前後あたりで一度チェックして、気になるようでしたら麻酔をして切開します。 麻酔後↓ メスを使って切開し縫合するのですが、今回はレーザーの利用を希望されたので、レーザーを使用しました。 (レーザーの適用は状態によります。) 歯の付け根から、しっかり張っている筋をレーザー照射で焼き切っていきます。 術後の痛みはほとんどありませんが、念のため痛み止めも処方します。 1週間後、痕はほとんど残らずきれいですね。↓ これから徐々に前歯の開きが閉じていくことになるはずです。 今回のお子さんは7歳になりますが、保護者の希望によっては怖がる意識のあまりない時期に早々にやってしまうこともあります。 気になったら、ご相談くださいね。
あごが痛い! あごが痛い・口が開かない等で来院される方がいらっしゃいます。 その場合、顎関節症を疑います。(一部の年代には「昔、森高千里がなった顎関節症」でわかるかもしれません(^_^;)) まず問診しお口の中の状態を診た後に、レントゲンでパノラマ撮影を行い、あご全体の状態を診ます。 こちらのAnswerにもあるように、外的な要因(歯ぎしり、食いしばり、かみ合わせの不正等)以外にも原因がわからない症例もありますので、慎重に診断しなければいけません。 単純に外的な要因であごに負担がかかってなる場合は、生活面で注意することを伝えるとともに、顎関節症用のマウスピースを装着します。 治療方法は原因や症状によって様々な組み合わせがありますので、一人ひとりにあった治療方針をご提案させていただきます。