予防
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
先日、歯科衛生士会の活動で『はつらつ健康教室』のお手伝いを、今年も2ヶ所でやってきました。
昨年のブログでも紹介したように、介護認定を受けていない65歳以上の方で、運動機能または口腔機能に問題のある方が、約15名ずつ参加されていました。
歯科衛生士の役割は昨年とは違い講話が主で、口腔機能向上の意義、他の病気や薬とのつながり、かかりつけ歯科医の必要性、ブラッシング指導などの保健指導と、1時間ちょっと
使いわかりやすくお話しました。
みなさん熱心に耳を傾けていただき、たくさん質問も出ました。
今回は、かかりつけ歯科医がなぜ必要なのか、詳しくお話していきます。
1.定期的なケアや早期治療により、口の環境を良好な状態に保つことができる。
2.体質や持病が分かっているので、円滑な治療につながります。
3.口の状態に合った手入れ方法について気軽に相談できます。
初めて来院された時や久しぶりに来院された時には、問診表の記入をお願いしています。
口の中の状態だけでなく、その方のお体の状態や薬などの情報を得ることができます。
私は診療にあたる際、患者さんの口の中だけでなく、顔色や顔つきも気にしてみています。
久しぶりに来院された患者さんが以前と比べて(体調が優れないのかな?)(お元気になられたかな?)と思ってみることで口の中の変化ともつながり、より適した指導もできます。
是非みなさん!かかりつけ歯科医を持ち、お口の健康・体の健康を維持していきましょう♪
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
先日、友人よりお子さんのかみ合わせについて質問を受けました。
かみ合わせの異常とはどういうことなのか?
今回は、それらについてお話しします。
●切端咬合…前歯の先端同士があたっている状態
●開咬…奥歯はかんでいるのに、前歯が開いている状態
●下顎前突(反対咬合)…下の歯が上の歯より出ている状態(うけ口)
●上顎前突…上の前歯が大きく出ている状態(出っ歯)
●過蓋咬合…下の前歯が見えないくらいに深くかんでいる状態
●交叉咬合…下の奥歯が上の奥歯より外側でかみ合わされている状
…といったように、かみ合わせ異常はいろいろあります。
原因は遺伝などの先天的なものもあれば、おしゃぶり・指しゃぶり・舌癖(舌を突き出したり、かんだりする癖)・爪かみ・口呼吸など、これらのことによる後天的なものもあります。
口呼吸が原因の場合は、鼻やのどに異常がないか調べ、特定されれば治療する必要があります。
舌癖や指しゃぶりなどが原因の場合は、その癖を治さないと歯科矯正をしても元の状態に後戻りしてしまうので、まずは癖を治すためのトレーニングも必要です。
歯科矯正は、歯並びだけでなく、かみ合わせもとても重要になるんですよ。
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
前回、永久歯への生えかわりのお話をしました。
皆さん、永久歯はいつ生えかわるのかご存知でしょうか?
永久歯への生えかわりは、一般的にはじめに下の前歯が6~7歳くらいで、次に上の前歯が7~8歳くらいにあります。
(だいたいの目安になります。個人差があり、その時期でない場合もあります。)
下は前歯から順番に生えかわることが多く、上は前から1番目の歯→2番目→4番目→3番目か5番目と、3番目の歯(糸切り歯)が最後に生えかわることが多いです。
そのため、最後に生える3番目の歯(糸切り歯)はスペースがなくなり、八重歯になってしまうことがあります。
中学生くらいに全て永久歯に生えかわっているのが一般的ですが、まれに永久歯が生えてくる時期になっても乳歯が抜けないことがあります。
これは永久歯が生まれつき欠損していたり、何らかの原因で乳歯が抜けなかったりするためです。
以前、高校での歯科検診でも、乳歯が残っている生徒が数名いました。
ある高校生はレントゲンを撮ると、永久歯があるけど向きが悪く、自力で出られないといった例もありました。
この場合、乳歯を抜いて永久歯を誘導させ、定位置に並ぶことも可能です。
永久歯が生まれつきない方は、その乳歯を一生使っていくことになり、歯みがきはとても重要になります。
歯の生えかわりについてご心配でしたら、お気軽にご相談ください。